本物のルイ・ヴィトンは匂いで判断できる？特徴を詳しく解説
こんにちは、小川彩佳です。皆さんは、ルイ・ヴィトンの本物と偽物をどうやって見分けているでしょうか。タグや縫製、ファスナーなど、いくつかのチェックポイントはあるものの、偽造品のクオリティも年々上がってきており、素人では見分けがつかないこともあります。そこで今回は、意外と知られていない「匂い」による判別方法についてご紹介します。
本物のルイ・ヴィトンの特徴的な匂いとは？
本物のルイ・ヴィトン製品には、独特な「皮革のにおい」があります。この匂いは、ルイ・ヴィトンで使用されている最高品質のカーフレザーから放たれています。カーフレザーは、生後6ヶ月以内の仔牛の皮革で、柔らかくしなやかで、耐久性にも優れています。
この皮革に、ルイ・ヴィトン独自の「ヴァージルアブロー」という特殊なコーティングが施されています。ヴァージルアブローは、カーフレザーに透明感のある光沢を与え、耐水性と耐久性を高めるコーティング剤です。このコーティング剤にも独特の「樹脂のような匂い」があり、これが本物のルイ・ヴィトンの匂いの特徴となっています。
偽物のルイ・ヴィトンにありがちな匂い
一方、偽物のルイ・ヴィトン製品には、本物とは異なる匂いがします。多くは「ビニールのような匂い」か「化学的な匂い」です。これは、偽物が本物のカーフレザーではなく、安価な合成皮革で作られているためです。
合成皮革は、石油由来のポリ塩化ビニル（PVC）やポリウレタン（PU）などの合成樹脂から作られています。これらの樹脂には、特有の「ビニール臭」や「化学臭」があります。また、偽物のルイ・ヴィトン製品には、本物のルイ・ヴィトン製品にはない「接着剤の匂い」や「塗料の匂い」がすることもあります。
匂いで本物と偽物を判別するポイント
匂いだけで本物と偽物を完璧に区別することは難しいですが、以下のポイントに注意すると、ある程度の判断材料になります。
本物のルイ・ヴィトン：カーフレザーとヴァージルアブローの匂いが混ざった、独特の「皮革のにおい」。
偽物のルイ・ヴィトン：ビニール臭、化学臭、接着剤臭、塗料臭など、合成皮革や化学薬品由来の匂い。
注意点
ただし、匂いによる判別法にもいくつかの注意点があります。
時間経過による匂いの変化：本物のルイ・ヴィトン製品でも、経年変化によって匂いが弱まったり、変化したりすることがあります。
保管状況の影響：保管環境によっては、匂いが変質したり、他の匂いが付着したりすることがあります。
個体差：同じ本物のルイ・ヴィトン製品でも、個体によって匂いの強さや質が多少異なる場合があります。
まとめ
匂いによる判別法は、本物と偽物の完全な区別にはなりませんが、参考資料の一つとして活用できます。本物のルイ・ヴィトンの特徴的な皮革の匂いや、偽物のビニール臭や化学臭に注意を払うことで、より確実な判別が可能になります。
また、匂いの判別法以外にも、ステッチのピッチ、ファスナーの動き、金具の重量など、さまざまなチェックポイントを総合的に判断することが大切です。さらに、信頼できるショップで購入したり、鑑定サービスを利用したりすることで、本物のルイ・ヴィトン製品を入手することができます。